jsub (Open OnDemand)

新規ジョブの投入

新規ジョブ投入は以下の3つのステップで行います:

  1. データ準備: 作業ディレクトリの設定、入力ファイルの準備
  2. スクリプト・リソース設定: 実行スクリプトの選択・編集、計算リソースの設定
  3. 投入確認: 設定内容の確認とジョブ投入

各ステップは画面上部のタブで切り替えることができます。

データ準備

作業ディレクトリの設定

  • 「作業ディレクトリ」欄に直接パスを入力するか、「参照」ボタンをクリックしてディレクトリを選択します
  • 新しいディレクトリを作成する場合は、ボタンをクリックして名前を入力し、「作成」ボタンを押します

ディスクリソースの確認

「ディスクリソース」パネルでは、利用可能なディスク容量と使用量を確認できます。「更新」ボタンをクリックすると最新情報に更新されます。

ファイル一覧の確認

「ファイル一覧」タブでは、作業ディレクトリ内のファイルとフォルダを確認できます。「一覧を更新」ボタンをクリックすると内容が更新されます。

ファイルのアップロード


「ファイルアップロード」タブでは、ローカルコンピュータからサーバーにファイルをアップロードできます。

  1. 破線で囲まれた領域にファイルをドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します
  2. アップロードが完了すると、自動的にファイル一覧に追加されます

ファイルのコピー

「ファイルコピー」タブでは、サーバー上の別の場所からファイルをコピーできます。

  1. 左側のパネルをクリックしたり、フォルダをダブルクリックしてコピー元のディレクトリに移動します
  2. コピーしたいファイルやフォルダを選択します
  3. 「コピー先」に宛先パスを入力するか、「参照」ボタンで選択します
  4. 必要に応じてオプション(再帰的コピー、上書き)を選択します
  5. 「コピーを実行」ボタンをクリックします

スクリプト・リソース設定

実行スクリプトの選択・編集

  1. 「実行スクリプト」欄に直接パスを入力するか、「参照」ボタンをクリックしてスクリプトファイルを選択します
  2. 新しいスクリプトを作成する場合は、「新規」ボタンをクリックします

スクリプトエディタの使用

  1. 「エディタで編集」ボタンをクリックしてスクリプトエディタを開きます
  2. スクリプトを編集し、「保存」ボタンをクリックして変更を保存します
  3. 「更新」ボタンをクリックするとスクリプト内容が再読み込みされます

計算リソースの設定

スクリプトのリソース設定を右フォームで行えます:

  • ジョブタイプ: 標準計算、GPU計算、大容量メモリから選択
  • ノード数: 使用するノード数
  • CPUコア数: 使用するCPUコア数(または「コアプリセット」ボタンから選択)
  • GPU数: GPU計算の場合、使用するGPU数
  • 最大実行時間: ジョブの最大実行時間(時間:分:秒)
  • MPI並列数: MPI並列プロセス数
  • OpenMP並列数: OpenMP並列スレッド数

追加オプション

「オプション」パネルを展開すると、以下の設定が可能です:

  • 標準出力・エラー出力をマージ: 出力ファイルを一つにまとめる設定
  • 再実行なし: システム障害時などにジョブを再実行しない設定

スクリプトとの連携

  • スクリプトから設定を読み込む: スクリプト内のPBSディレクティブから設定を自動読み込み
  • スクリプトに設定を適用: 現在の設定をスクリプトに反映

投入確認と実行

オプション

ジョブ名の設定

「ジョブ名」欄にジョブの識別名を入力します。空欄の場合はスクリプト名が使用されます。

メール通知設定

  1. 「メール通知を使用」にチェックを入れます
  2. 通知先のメールアドレスを入力します (デフォルトはRCCSに登録されているアドレス)
  3. 通知タイミング(開始時、終了時、異常終了時)を選択します

設定内容の確認

「投入確認」タブでは、これまでに設定した内容が表示されます。

確認項目:

  • データと作業環境(作業ディレクトリ、実行スクリプト、ジョブ名)
  • リソース設定(ジョブタイプ、ノード数、CPUコア数、GPU数、実行時間など)
  • 通知設定(出力マージ、メール通知)

ジョブの投入

  1. 設定内容を確認します
  2. 問題がなければ「ジョブを投入」ボタンをクリックします
  3. 投入成功時には確認メッセージが表示され、ジョブIDが発行されます
  4. 「ジョブ一覧」画面に自動的に移動し、投入したジョブが表示されます