jsub (Open OnDemand)
新規ジョブの投入
新規ジョブ投入は以下の3つのステップで行います:
- データ準備: 作業ディレクトリの設定、入力ファイルの準備
- スクリプト・リソース設定: 実行スクリプトの選択・編集、計算リソースの設定
- 投入確認: 設定内容の確認とジョブ投入
各ステップは画面上部のタブで切り替えることができます。
データ準備
作業ディレクトリの設定

- 「作業ディレクトリ」欄に直接パスを入力するか、「参照」ボタンをクリックしてディレクトリを選択します
- 新しいディレクトリを作成する場合は、
ボタンをクリックして名前を入力し、「作成」ボタンを押します
ディスクリソースの確認
「ディスクリソース」パネルでは、利用可能なディスク容量と使用量を確認できます。「更新」ボタンをクリックすると最新情報に更新されます。
ファイル一覧の確認
「ファイル一覧」タブでは、作業ディレクトリ内のファイルとフォルダを確認できます。「一覧を更新」ボタンをクリックすると内容が更新されます。
ファイルのアップロード
「ファイルアップロード」タブでは、ローカルコンピュータからサーバーにファイルをアップロードできます。
- 破線で囲まれた領域にファイルをドラッグ&ドロップするか、クリックしてファイルを選択します
- アップロードが完了すると、自動的にファイル一覧に追加されます
ファイルのコピー
「ファイルコピー」タブでは、サーバー上の別の場所からファイルをコピーできます。

- 左側のパネルをクリックしたり、フォルダをダブルクリックしてコピー元のディレクトリに移動します
- コピーしたいファイルやフォルダを選択します
- 「コピー先」に宛先パスを入力するか、「参照」ボタンで選択します
- 必要に応じてオプション(再帰的コピー、上書き)を選択します
- 「コピーを実行」ボタンをクリックします
スクリプト・リソース設定
実行スクリプトの選択・編集

- 「実行スクリプト」欄に直接パスを入力するか、「参照」ボタンをクリックしてスクリプトファイルを選択します
- 新しいスクリプトを作成する場合は、「新規」ボタンをクリックします
スクリプトエディタの使用
- 「エディタで編集」ボタンをクリックしてスクリプトエディタを開きます
- スクリプトを編集し、「保存」ボタンをクリックして変更を保存します
- 「更新」ボタンをクリックするとスクリプト内容が再読み込みされます
計算リソースの設定
スクリプトのリソース設定を右フォームで行えます:
- ジョブタイプ: 標準計算、GPU計算、大容量メモリから選択
- ノード数: 使用するノード数
- CPUコア数: 使用するCPUコア数(または「コアプリセット」ボタンから選択)
- GPU数: GPU計算の場合、使用するGPU数
- 最大実行時間: ジョブの最大実行時間(時間:分:秒)
- MPI並列数: MPI並列プロセス数
- OpenMP並列数: OpenMP並列スレッド数
追加オプション
「オプション」パネルを展開すると、以下の設定が可能です:
- 標準出力・エラー出力をマージ: 出力ファイルを一つにまとめる設定
- 再実行なし: システム障害時などにジョブを再実行しない設定
スクリプトとの連携
- スクリプトから設定を読み込む: スクリプト内のPBSディレクティブから設定を自動読み込み
- スクリプトに設定を適用: 現在の設定をスクリプトに反映
投入確認と実行
オプション
ジョブ名の設定
「ジョブ名」欄にジョブの識別名を入力します。空欄の場合はスクリプト名が使用されます。
メール通知設定
- 「メール通知を使用」にチェックを入れます
- 通知先のメールアドレスを入力します (デフォルトはRCCSに登録されているアドレス)
- 通知タイミング(開始時、終了時、異常終了時)を選択します
設定内容の確認
「投入確認」タブでは、これまでに設定した内容が表示されます。
確認項目:
- データと作業環境(作業ディレクトリ、実行スクリプト、ジョブ名)
- リソース設定(ジョブタイプ、ノード数、CPUコア数、GPU数、実行時間など)
- 通知設定(出力マージ、メール通知)
ジョブの投入
- 設定内容を確認します
- 問題がなければ「ジョブを投入」ボタンをクリックします
- 投入成功時には確認メッセージが表示され、ジョブIDが発行されます
- 「ジョブ一覧」画面に自動的に移動し、投入したジョブが表示されます